知られざるシタールの秘密と欠点

投稿者: sitar-house 投稿日:

戦後のモダン・スタイル(ガヤキ・アング)の台頭によって、1980年代以降のシタールは「太い弦を高く調弦する」「それに耐える厚い材の棹を用いる」「表面板も丈夫」となり、全体的に「重く」なって、鳴りもマイクを頼らねばならなくなっています。

また、2000年代以降、急速に「機械スプレーの仕上げ塗装技術」が発展し、厚塗りになっていることも、「重さ・鳴り」の弊害であるとともに「木質が見えない」為、粗悪な材が分かりにくくなっています。

その一方で必ずしも「店頭(ぶら下がり)の新品」が良い音であるシタールが高級品とも限りません。

また、「ガヤキ・アング」の台頭による変化は、シタールの基本的な構造に大きく弦われています。
それは、ギター、ウクレレ、三味線などの常識でシタールを正面から見ると、明らかに棹が左に折れ曲がって取り付けられていることです。

これは、「弦を横に引っ張る(ロックギターのチョウキングの逆方向)」の技巧の多用化に応じて、元々「第一弦」は、駒の中央近くにありますが、その位置を更に左にズラすことによって、例えば、同じフレットで「五度は優に引っ張れる」ようにする為に、「ワザと棹と胴を斜めに接続する」という裏技なのです。

実際シタールは胡坐のように組んだ足の上で斜めに構えるので、この「ズレ」は、見た目ではほとんど気になりません。


しかし、このような楽器構造の無理は、20年30年後にはいろいろな弊害が現われることにも繋がります。

カテゴリー: ブログ

0件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です